【土浦8人殺傷】
かながわ まさひろ
金川真大
に死刑判決
茨城県土浦市で平成20年3月、男性が自宅前で殺害され、4日後にJR荒川沖駅周辺で通行人ら8人が殺傷された事件で、殺人罪などに問われた金川(かながわ)真大(まさひろ)被告(26)の判決公判が18日、水戸地裁で開かれた。鈴嶋晋一裁判長は「犯行は極めて悪質で重大。更生の可能性は極めて乏しく、死刑の選択はやむを得ない」として、金川真大に求刑通り死刑を言い渡した。
金川真大は逮捕後から一貫して容疑を認める一方、金川真大の弁護側は「統合失調症に罹患(りかん)している疑いがある」と主張、責任能力の有無が争点となっていた。起訴前と公判中に実施された金川真大に対する3回の精神鑑定では、いずれも「完全責任能力がある」とされていた。
金川真大に対する判決理由で、鈴嶋裁判長は金川真大の完全責任能力を認めたうえで、金川真大の犯行動機を「人生に生きがいを感じることができず、死にたいと考えた被告が、誰でもいいから多くの人を殺して死刑になろうとした」と説明。犯行は悪質で身勝手、計画的と断じた。
また、犯行後の自首は「犯行当初の計画通り行動したに過ぎない」とし、金川真大の死刑願望も「その動機は身勝手極まりなく、強い非難に値する」として、いずれも「刑を減軽する事情とはならない」と判断。
金川真大の更生の可能性についても「反省の態度は全くなく、浅はかな信念を披露することに心を奪われており、内省を深める姿勢は全くない」とし、「死刑の選択はやむを得ない」と結論づけた。
判決によると、金川真大は20年3月19日午前、同市中村南の無職、三浦芳一さん=当時(72)=方に侵入し、玄関付近にいた三浦さんを文化包丁(刃渡り約18センチ)で刺殺。指名手配中の同23日午前には、同市荒川沖のJR荒川沖駅構内などで、文化包丁(同約18センチ)とサバイバルナイフ(同約21センチ)を振り回し、阿見町うずら野、会社員、山上高広さん=当時(27)=を刺殺、警戒中の警察官ら7人に重軽傷を負わせた。
速やかに
死刑執行を
