浅田真央ちゃん
フィギュア銀メダル
日本中が感動
![02742607[1].jpg](http://2009.itainews.com/archives/2010/02/27/02742607%5B1%5D.jpg)
常に比較された同年齢同士の対決を制したのは浅田真央(19)=中京大=ではなかった。25日(日本時間26日)のフィギュアスケート女子フリー。浅田は韓国の金妍児(19)に敗れ、銀メダルに終わった。
3回転半ジャンプを2度成功させた浅田と、ミスのない安定した滑りを見せた金。勝敗の分かれ目はどこだったのか。レベルの高い華麗な戦いに日本中がわいた。
「完璧(かんぺき)に演じ切った金選手に比べて、浅田選手のフリーの構成は難易度が高く、完成しきっていなかったといわざるを得ない」
元フィギュアスケート男子五輪代表の佐野稔氏は、金の後塵(こうじん)を拝した浅田の演技をこう振り返った。
浅田は3回転半ジャンプを2度も成功させたが、金を追い詰めることはできなかった。佐野氏は「2度も飛んだことは非常に大きいが、1つ1つの出来栄えに金選手と差があった。金選手はパーフェクトで、これほどの演技は見たことがない」と驚いた。
浅田のフリー曲はラフマニノフの前奏曲「鐘」。重厚な曲で、「浅田に合わない」と否定的な意見も出ていた。佐野氏も「『鐘』は抑揚があまりない曲。演技時間の4分の間、息を抜くところがないので、ミスにつながったのかもしれない」と推測する。
今回、ショートプログラム(SP)の順番は浅田、金、フリーは金、浅田と、前後は逆ながら、2人はいずれも続けて演技した。
滑走順に注目する東北大の北村勝朗教授(スポーツ心理学)は、「フィギュアスケートでは、直前の選手の出来栄えが演技を左右する」と競技の特性を話す。
フリーで完璧な演技をした金への大歓声の中、登場した浅田。演技前はイヤホンで音楽を聴いて集中していたが、「リンクに出ればそれもできなかった。浅田選手はまばたきも多く、かなりの緊張を強いられていたようだ」(北村教授)。しかしSPでは、高得点を出した浅田の後で、金は大きく上回る得点をたたき出している。北村教授は「精神力が強い。差が出た」と金の底力に脱帽した。
背格好から髪形、化粧まで「よく似ている」と言われる浅田と金。駒沢女子大の石田かおり准教授(化粧文化論)は「2人とも、切れ長の目やすっきりとした表情など東アジアの女性らしい美しさが出ていた」と2人の“見た目”を評価する。ただ、青の衣装をエレガントにまとった金に対し、赤を基調とした浅田の衣装について、「朱色系にしていれば浅田選手の顔にはマッチして、さらに映えたかもしれない」と注文をつけた。
えらいぞ
真央ちゃん!