市橋達也
職務質問に「市橋です」
サングラス、マスク姿-フェリー乗り場で身柄確保
「市橋です」。午後6時50分、黒のサングラスと白のマスクで顔を隠した市橋達也容疑者(30)は、大阪市住之江区の大阪南港フェリーターミナルに駆け付けた警察官の職務質問に本名を名乗った。
捜査関係者によると、市橋達也容疑者は大阪市中心部の南西約10キロにある同ターミナルから、10日深夜に出航する沖縄・那覇行きフェリーに乗船しようとしたとみられる。
「特徴の似た男がいる」。
切符売り場の担当者が110番した。居合わせた愛媛県新居浜市の男性(68)によると、市橋達也容疑者はターミナル2階の150席以上ある待合室で、後ろから2列目の席に座っていた。近くにはほとんど客はおらず、終始うつむいていたという。白っぽいジャンパーに黒っぽいズボン姿。黒いニット帽をかぶり、サングラスとマスクで顔を隠していた。
午後6時50分ごろ、制服姿の年配の警察官1人が待合室に到着し、数分後に若い警察官が合流。市橋達也容疑者の前と横に立ち、座ったままの市橋達也容疑者に質問を投げ掛けた。
同じフェリーに乗る予定だった男性(60)によると、市橋達也容疑者は「何もやっていない。名前も言いたくない」と小さな声で答えたという。
10~15分するとサイレンが鳴り、別のパトカーも到着。さらに警察官2人が待合室に駆け込んで来た。
2人の警察官が市橋達也容疑者の両腕をつかみ、前後左右を囲んで静かに連れて行った。市橋達也容疑者は落ち着いた様子で、一切抵抗しなかったという。(2009/11/10-23:14)
移送される市橋達也
(10日午後9時20分、JR新大阪駅で)