鳥取県警に詐欺容疑で逮捕された
元ホステスの女
木嶋佳苗(35)
=鳥取市=の周辺で、
知人男性が相次いで不審死
している事件で、木嶋佳苗と同居している男(46)=別の詐欺容疑で逮捕=が購入した農機具などの未払い代金が少なくとも約400万円に上ることが15日、分かった。
木嶋佳苗への被害届が10数件出されており、鳥取県警は別の詐欺容疑での木嶋佳苗の再逮捕も視野に捜査を進めている。
木嶋佳苗の新たな代金の未払いが明らかになったのは、鳥取市内などにある複数の農機具販売会社。
ことし9月、草刈り機など5台を約94万円で購入したが未払いのまま。また、別の販売会社でも同月、小型耕運機や発電機など計8台を購入。10月末の支払いだったが「週末が絡むので」などと11月4日に延期。
今月2日に逮捕されたため約83万円が未収となった。大量の農機具購入について男は「隣近所で共同作業をする」「うちは“何でも屋”。だますつもりはない」などと説明したという。
県警などによると、男は約480万円相当のトラクターなどをだまし取ったとして逮捕。また、木嶋佳苗は鳥取市内の女性に「あなたの息子が借金をしている」とウソをつき、約126万円をだまし取った詐欺容疑で同日に逮捕されている。
いずれも22日に拘置期限の満期を迎える。2人は07年に木嶋佳苗の勤め先のスナックで知り合い、翌年夏ごろから同居関係にあった。
男らは9月、金物店などでも代金を払わず農機具を次々購入。死亡した電器店経営円山秀樹さん(57)からも冷蔵庫など家電品13点を約140万円で購入したが、支払いがなくトラブルになっていた。
円山さんは10月6日に「集金に行く」と自宅を出た後、市内を流れる摩尼(まに)川で遺体となって見つかった。捜査関係者によると、円山さんの首には背後から押さえつけられたようなあとがあったほか、遺体からは睡眠導入剤が検出されている。
木嶋佳苗は睡眠導入剤「ハルシオン」を大量に持っていたという。
男の未払い金の総額は逮捕容疑の480万円以外にも、少なくとも400万円に上るとみられる。
男はだまし取った農機具などは、同市内のリサイクル店に持ち込んでおり、4月から11月にかけて持ち込んだトラクターやテレビなど15点を約270万円で買い取っていた店もあった。県警は男らが当初から代金を払わず、転売する目的で購入を繰り返した疑いがあるとみている。



